朝晩寒くなってきましたが皆さん体調崩されていませんか？
早いもので暦の上ではもうすぐ立冬、今年も残すところ２ヶ月余りとなりました。
求人市場的には年度明け（春）に次いで盛り上がりを見せる時期ですが、皆様の採用活動・求職活動はいかがでしょうか。
さて、前回・前々回のブログでは人材を募集する側（企業側）に抑えていただきたいポイントの一部をご紹介しましたが、今回はお仕事を探している求職者の皆さんが“知っておけばお仕事探しのヒントになるかもしれない（ならないかもしれない）”という情報についてご紹介します。
採用情報に記載されているあれって？
皆さんは求人票や求人広告を見ていて「何これ？」って思った経験はありませんか？
今回は特に求人広告で見かけることが多い「社会保険完備」と「固定残業代」について、
ちょっと詳しくなった気になれるかもという情報です。
別に仕事探しには影響が無いからとスルーしている方も多いかも知れませんが、
知っておくことで、求人広告を見るだけで会社の裏側が分かっちゃうかも知れません。
■各種社会保険
「雇用保険」「労災保険」を労働保険、「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」を社会保険と言いますが、求人広告では「雇用」「労災」「健康」「厚生」の4種に加入する場合に“各種保険完備”“社会保険完備”といった表記をします。
週の労働時間数や勤務期間（見込み）などによりそれぞれ加入義務の発生条件が異なるため、雇用期間が31日未満で週20時間未満の勤務なら加入義務は「労災保険」のみ、雇用期間31日以上の見込みで週20時間以上の勤務なら「労災保険＋雇用保険」、さらに勤務時間や契約期間が延びると「社会保険完備」となります。
※事業所規模や事業内容によりさらに異なります。詳細まで書くと非常に長くなるため社労士さんのサイトなどご覧ください。
つまり、加入保険を見ることで事業所の規模や自分が実際に働く時間数、企業が想定している雇用期間などの予想ができます。
■固定残業代
最近月給の中に「固定残業代●円（●時間分）含む～」という表記を見る機会が増えました。
これは「残業の有無に関わらず●時間分の残業手当は毎月の給与に加算していますよ」という意味ですが、求職者によって「毎月●時間くらいは残業がある会社なんだな」とも「残業が無くてもその分の手当が貰えるなんてラッキー！」とも受け取れます。
応募前に月平均どのくらいの残業があるのかなど質問してみても良いでしょう。
求人広告の見方などもっと細かく解説したいのはやまやまですが、
求職者の皆様から企業に問い合わせをされる大切なコミュニケーションの機会が失われてはいけませんので、
今回はこれまで！続きはまたの機会に！
