株式会社メリット

島根・鳥取の魅力を発掘

自然を活用したリアルイベントの企画・運営から学ぶこと

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約4分

自然環境を活かしたイベントコンテンツの難しさ

前回のブログでも書かせて頂いたように、当社自身がイベントコンテンツを通じて、ダイレクトに生活者や観光客の方に山陰の素晴らしさ自然、楽しい時間や体験を提供することも「一つのメディア」機能と考え、多様なイベントコンテンツを企画・運営しています。

2021年1月29日~2月14日にかけては、観光庁の「誘客多角化のための魅力的な滞在コンテンツ造成に向けた実証調査」事業として、冬場の皆生海岸に新たな価値を創造することを目指した「カイケジャンボリー2021 WINTER」と題したイベントを実施しました。

このイベントでは「海の水族館」として、約30メートルのクジラを始めとする海洋生物のカイトを海岸で上げ、来訪者に楽しんでいただいたほか、「UMICOTA」としてスケルトンのドームテントでの非日常空間と日本海を眺めながらの飲食、「浜辺のサウナ」としてテントサウナなどのコンテンツを核に新たな皆生海岸の魅力を楽しんでもらえるよう工夫を行いました。期間中は約17,500人の方々にご来場いただきました。

空の水族館
UMICOTA
浜辺のサウナ

この「カイケジャンボリー2021WINTER」にしても、夏季に行っている「皆生温泉マリンアスレチック海皆」にしても、最大の魅力はコンテンツを通じて、楽しみながら自然の豊かさや素晴らしさを体感していただき、改めて地域について考えてもらう、思いをはせてもらうことにあります。しかし、この「自然の魅力」が私たち企画・運営している主催者にとっては、そのまま事業のリスク要因になってしまうことがあります。

思うにならない自然環境

例えば「カイケジャンボリー2021WINTER」で実施した「海の水族館」では大きなカイトを上空にあげるためには、適当な風が必要です。今回のカイトで言うと、風速3メートル前後の風が吹き続けてくれるのがベストな状態です。しかし、風が必要といっても風速10メートル前後になると、カイトが飛んでいってしまう、降ろすことができないといった恐れがあります。また、無風に近い状況だと、カイトそのものが上空にたなびきません。このイベントコンテンツを企画した際、もちろん様々な気象データを確認しましたが、「冬の日本海」は風があるといった固定観念がありました。ところが、会期中は割と穏やかな天気の日も多く(イベント日和なのですが…)、巨大カイトが砂浜に横たわってしまうということもありました。そういった時に限って、たくさんの方々にご来場いただき、心苦しい場面もありました。

無風状態で風待ち中の「空の水族館」

 また、夏季の「皆生温泉マリンアスレチック海皆」では波が高い、風があるという状況は良くありません。海浜では風もなく穏やかな天気でも、沖合で波が高かったり、遠くでも台風が通りすぎたりすると、その影響でうねりを伴う波がやってきます。こうなると、開催基準にそって中止等の判断をせざるをません。当社が提供しているイベントコンテンツの中核をなしている「自然」は、私たちの力でコントロールすることができません。だからこそ、時として驚きや感動を与えてくれるものですが、これを事業における価値提供の主要な部分とした場合、そのままリスク要因となります。そういったケースにも備え、様々な対策や仮説をたて、準備をする必要があります。

様々な角度から物事を見てみましょう

イベントコンテンツの広報やPR活動においても魅力を訴求するとともに、同じように来場される方に状況の変化があること、その際はどのようにすればよいのかを周知していくことがとても大切です。「自然の魅力」というメリットは、考え方によってはデメリットでもあり、表裏一体となっています。長所や強みは、時として短所や弱みにもなりうるという、当然と言えば当然のことを再認識させられます。みなさんも対人関係や仕事、様々な取組等で良い点、優れていると思われる点の持つ負の側面について考えてみると、また違った景色が見えてきたり、新たな着想が得られたりするのではないでしょうか。

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