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山陰でありがち?ホームページリニューアルの誤解

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ワイルド
エリアマーケティング最年長のワイルドです。
twitterを本気でやってみたら約2ヶ月間でフォロワーが1000人を超えました(笑)
たかがSNSですが実に学びが多いです。いい歳して変ですか?

HPリニューアルの仕事が増えてきました。

昨年あたりからでしょうか、「ホームページを見直したい」とか「ブランディング動画を作りたい」というお問合せを頂くことが一気に増えてきました。SNSの運用やLPの制作等も含めデジタル案件の相談が増えてきたと実感しています。
感染症禍でDXとかCXとかデジタル化とか色々なことが叫ばれ始めた影響もあるかもしれません。あるいは、ポストコロナ社会を見据えて、今から現在のビジネスモデルを軌道修正したいと前向きに考え始める経営者が増えてきたということなのかもしれないです。
何か変えていかないと!とにかく何か行動していかないと!という変革の思いが巷であふれはじめているのだとしたら素敵なことだと思うのです。

一体何から手をつけたら良いのか?

そんな中、時々心の底からうれしい問い合わせをいただきます。それは「何から手をつけるべきか」「予算と人数はどれくらいかけるべきか」等、何も具体的なことが決まっていない段階で声を掛けていただけくことです。「ちょっと上手く言えんけど話があるから来てくれんか?」のようなお話です。というのも「なんて相談したら良いのかよく解らないんだけど...」のような早い段階からの引き合いだと「そもそもの戦略づくり」の領域から一緒に考えることができるからです。
デジタル制作案件は、HPや動画、LP等を制作する作業よりも、この「戦略」をつくることが最も大切だと思っているのです。
「戦略」というと少々物騒かもしれませんが(私のキャラには合っていますが(笑)あれ?)、「物語」をつくると言うと解りやすいでしょうか。

何のためにリニューアルするかを明確化。それを何度も反復。“ブレない!”が大切です。

そして、この「物語づくり」はとても創造的な作業になります。そして、この戦略(物語)・方向性を制作チーム内でしっかり合意をとって作っておくことが大切です。合意ができていないと、制作作業の途中でブレてしまい、チームの士気が下がったり、場合によっては制作が途中で頓挫してしまうこともあるからです。よくあることですが、目的と手段が混同してしまうという状態に陥ります。失礼ながら、いわゆるワンマン企業には多い傾向かもしれません。
実は、ホームページの制作作業そのものは、そこまで大変な作業ではありません。細部に渡って方針が示されていれば学生でも出来る作業です。

「課題を見つける」ことがはじめの一歩です。

製作工程の中で最も価値のある作業は、ズバリ「課題を整理する(見つける)」ことです。
つまり以下のようなことを明確にすることになります。
・何を目指して作るのか?
・HPを立ち上げて何を解決(改善)したいのか?
・会社の全体的な戦略・戦術の中でどこに位置付けるのか?
・そもそも論として、会社にとって喫緊の課題は何なのか?
・そこに予算と労力を一体どれくらい割く必要があるのか?
・副産物として期待できるものは?
etc

というのも、HPは平たく言うと単なる「道具」に過ぎません。何かを実現(解決)するための道具です。だから、何のために使うのか、誰が使うのか、どうやって使うのかによって便利で機能的なモノにもなり得るし、大して役に立たないモノにもなり得るのです。「○○とはさみは使いよう」とはよく言ったものです。すぐれた道具を手に入れることも、たくさん道具を揃えることも、それ自体は目的ではないですからね。

HPのリニューアルは完成・納品する前から社内に効果があらわれます!

このように制作に先立って論点をまとめはじめると、HPが出来上がる前から色々なところで早くも効果があらわれてくれますよ。「戦略づくりが大切」という話をしましたが、最近で「戦略」を議論して考え抜いた上で創りあげたのはいつだったか覚えていますか?「もう何年もやっていない」という企業の方が意外と多いのではないでしょうか。とても大切だとは解っていても、日々の業務が忙しい中なかなか手を止めて考える時間を作れない、ということなのだと思うのです。確かに、仕事が順調に次々と入ってくる中で「戦略を見直す」という課題に気づくことは、とても難しいことだと思います。だとするなら、会社の戦略がわかりやすく整理・アップデートされ、それが社員のみなさんへ浸透していけば、それだけで会社が良くなることは想像に難くないですよね。

早速、作業チームのメンバーの意識が変わってきます。

HPの制作工程が始まると、今まで「デジタル化」について「よく解らない...」と敬遠しがちだった人達の姿勢が分かりやすく変わります。はじめは会社にやれと言われて嫌々やっている人も、一緒に作業をしているうちに自然と前向きに取り組むようになります。消極的だった人が、打ち合わせを重ねるうちに、目が輝き始め、主体的に色々調べて発表してくれたりするので、HPリニューアルそのもの以上に会社の体力が目に見えて上がってくるのです。
その過程の中で、同様に「よくわからない」と敬遠しがちだった「マーケティング」についても意識が高まってくるようになってきます。従来は「売上をあげる=営業・販促」だったのに対し、ホームページを介して”マーケティング風”な考え方を追求いくことになるので、販促の効果が改善されるのです。

結論:ゴール(目的)の設定が最も大切。HP・動画は所詮“道具”と捉えておく。

最後に、HPリニューアルのお話を要約しておきます。
①何から手をつければ良いかわからないという段階でお問い合わせを!
②製作作業そのものはそんなに難しくない。
③最も大切なのは戦略(物語)づくり!
④戦略は製作作業が頓挫しないためにも始めにしっかりした合意形成を!
⑤課題を見つけることがはじめの一歩。
⑥HPが出来上がる前から成果があらわれます。

「ホームページ制作をどうしたらいいだろうか?」と考えていると、ついそれが目的だと勘違いしがちですよね。そうなると「専門知識がないのでどうしよう。。。」と手が止まってしまいがちです。そんな時は、何のためにHPリニューアルをするのだったけ?と、「目的」を思い出してみてください。
そうすると、はじめの一歩を踏みだせるのではないでしょうか。


この記事を書いた人

中島 伸喜
ポスティングと日刊Webラズダのゼロイチ担当です。
マーケティング好きで1994年からやっています。 
中東で外交3年、東京で商社5年。17年前に島根へIターン。20代で2カ国で起業、メジャーリーグへ挑戦。錆びついた英語と片言のヘブライ語。
新卒で佐川急便のセールスドライバー。  
なぜか、武器商人、諜報エージェントと誤解されます。
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