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島根・鳥取の魅力を発掘

長寿アニメから考える会社ブログ&SNS運用のヒント

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ラズダ編集部
石原
寒かったり、暑かったり。
ヒートテックのしまいどきがイマイチ分からなくて困ってます。石原です。

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部の石原です。普段はラズダのHP的役割も担うオウンドメディア「日刊webラズダ」の運営を中心に、てんやわんやしています。

先日、息子と一緒に「映画ドラえもん」の最新作を観に行ってきました。ストーリー展開、バトルシーンをはじめとする良作画、キャラクターの一人ひとりの個性、そして主題歌は山陰ゆかりのアーティストであるヒゲダン。これでもか!ってぐらいステキな作品でした。ホント良かった。

息子の横で、私も目をキラキラさせながら視聴していましたが、ふと「これって、ブログやSNS運用の時にも言えることでは!?」ってことがあったので、自身の備忘録も兼ねてまとめておきたいと思います。今回のブログは特に、会社のブログやSNSといった企業広報の担当者さんに読んでいただきたい!

人気作品のキーワードは「弱点」

みなさんは「アンパンマン」はご存知ですよね?愛と勇気のヒーローです。では、アンパンマンの弱点はご存知でしょうか?これもかなり有名で「顔が濡れる(汚れる)と力が出なくなる」、「顔を食べられると力が出なくなる」です。

では、「ドラえもん」の「のび太」の苦手なことって何でしょうか?勉強、スポーツなど、たくさんありますね。「ワンピース」の「ルフィ」はどうでしょうか?彼は泳げないし、能力の相性次第では不利な状況も多々あります。「ナルト」の「うずまきナルト」は物語序盤はうまくチャクラが扱えず、落ちこぼれとされていました。バレーボールが題材のマンガ「ハイキュー!!」の主人公は背が小さく、「ヒロアカ」の主人公は超能力が当たり前の世界で、まさかの”無能力者”として登場します。

前置きが長くなりましたが、何が言いたいかというと、人気作品と言われるアニメやマンガの登場キャラクターの多くは、何かしらの弱点・苦手なものを所持している点。しかもその情報が、キャラクターを構成する重要なパーツとして描かれています。(むしろライバルキャラの方が圧倒的ハイスペックで登場することもありますね~)

一般的に弱点や苦手なものは「悪いこと」、「ネガティブな情報」とされ、つい隠しがち。当たり前ですよね。誰だって短所をさらすなんてしたくありません。私だってしたくありません!カッコ悪いし!

だけど、“超人気作品”と呼ばれるものの多くは、誰もがキャラクターの弱点を知っています。特に「国民的○○」とされるものは、大多数の人が知っています。状況が状況なら、そのキャラクターに勝てるほどに弱点を知り尽くしています。

「キャラクター」を「企業or商品」に置き換えてみましょう

では、上記で挙げた例を、キャラクターから「自分たち(企業)」に置き換えてみましょう。みなさんはアンパンマンやドラえもんのように、「誰からも知られている存在」でしょうか。私たちの会社、メリットに置き換えると「ラズダは知ってるけど、何してるかよく分からない会社」かもしれません(ラズダは知ってますよね・・・震え声)。

キャラクターとは、その作品を象徴するアイコン。リアルに置き換えると、企業(=作品)の商品・サービス(=キャラクター)です。または「キャラクター=その企業で働いている人」とも言えますよね。

どうでしょう?なんとなく、人気作品のスゴさを分かって頂けたでしょうか。「アンパンマンは顔が濡れると力が出なくなる」ことを、日本国民のほとんどが知っている事実のとんでもなさが分かりますでしょうか。

弱点をさらけ出す行為は、アイコンの認知度を上げ、他と差別化をはかるうえで必要な要素なのかもしれません。少々、強引な例えですが、これもいわゆる「ブランディング」のひとつだと私は思います。これが今回、「映画ドラえもん」を観て、ハッ!となったこと。

弱点は「かわいい」!ファンづくりに必要な要素

ブランディングと聞くと、その言葉の並びから「カッコ良さ」を気にしがち。ですが、カッコイイもの(ハイスペックなキャラクター像)だけでは、認知度を上げ、周知されていくことは難しいのだと思います。

ブランディングは、他と差別化をはかり、”唯一無二”であることを目指します。A社でもB社でもなく、あなたがいい!と言われるためには、そのために”あなたってどんな人?”という情報をさらけ出さねばなりません。

ではそのために必要な情報って何でしょう?

最近、「SNSを使ってブランディング」が当たり前になってきました。会社のブログもブランディングツールのひとつですよね。みなさんはどんな情報を発信していますか?

飲食店さんならおいしい料理の写真、建設業界なら完成した美しいお家、小売店さんなら新商品のパッケージなどなど。様々な形で情報を発信されていると思います。でもそれって、本当にブランディングになっていますか?ブランディングとは、かいつまんで言えば”あなたとはこういう人(企業・サービス)だよね!”と認知されることとも言えます。

では、その写真や情報で、あなたらしさは伝わっているでしょうか。キレイな写真、おいしそうな写真、いいですよね。眺めているだけでも楽しいです。ですけど、そういった写真とか情報って、他でも見ませんか?

こうなってきた時に、弱点をさらけ出す行動が逆に強みになります。汚れた手(=仕事頑張った手)、こけた(=一生懸命だな~)、まかないづくりに失敗(=今度お店に行っていじってやろう!)などなど。考え方によっては弱点は”かわいい”要素。きっと、続けていくうちに世界観ができていって、きっとあなたのことが好きになっているハズ!

人気作品に共通するのは「継続」

今回、「人気作品から見るブログ・SNS運用のヒント」と言っておきながら、それらしいことをお伝えしてませんでした・・・(密かなアニメ愛が暴発しそうになりました)。

どの作品にも共通するのは、「長年に渡って続けてきた」ことです。シンプルですが、非常に大変です。SNS・ブログ担当者さんなら、この”続けることの苦労”は共感いただけるハズ。

どの作品も、一貫した世界観(=ビジョン、コンセプト)で作品を作り続けています。ですので、みなさんが担当しているSNS・ブログも、時折、弱点をさらけ出しながら、とにかく続けていく、やり切ることで、近い将来、唯一無二の武器になっていると思います。

今は結果が出せていないとお悩みの方も、大丈夫です。すぐに売り上げなんて上がりませんし、問い合わせも増えません。ですが、いつの日か“やって良かった!”となる日がきます。地道にコツコツ、少しずつ前に進んでいきましょう。焦ることはありません。「うさぎとかめ」のように最後に、ゴールに着いてさえいればいいんです!

なのでみんな!SNS・ブログ、くじけずに続けましょう!(にわかアニオタの私でよければ、いつでも相談にのらせていただきます!)

この記事を書いた人

株式会社メリットコミュニケーション企画部石原 一樹(いしやん)
鳥取・島根の地元タウン情報誌「ラズダ」編集部に所属。
業界最大手の旅行情報誌の編集業務がメインだった大阪の編集プロダクション(MAX年間2000ページぐらい請けてたらしい…)に約8年勤務後、島根にUターン、(株)メリットへ。

編プロ時代は、東は静岡、西は山口までを行ったり来たり。“仕事は楽しんだもん勝ち”がモットー。口癖は「準備が万事」。

現在は島根・鳥取のローカル情報を毎日発信するウェブマガジン「日刊webラズダ」の運営を中心に、デジタル施策のお手伝いもしています。

2児の父で希少種のシングルファザーです!凹んだこともあったけど、今は元気です!
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