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2021年3月日刊webラズダ解析レポート:ニッチなまとめ記事がヒット

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島根・鳥取のローカルwebマガジンの成長記録(1歳10ヶ月目)

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編集部 石原
こんにちは!
タウン情報ラズダ編集部の石原です。

今回も運営チームの一員として担当している山陰のローカルウェブマガジン「日刊webラズダ」の2021年3月の振り返りを。

先月の分析・振り返りレポートはこちらから↓
2021年2月日刊webラズダ解析レポート:春を求めて外出意欲が向上?

月間ユーザー数の最高値を更新!だけど内心はハラハラドキドキ

2020年11月に初めて月間20万ユーザーを突破して以降、5ヶ月連続での20万ユーザー突破。加えて、月間ユーザー数の最高記録を更新しました!
(日頃からのご愛読、誠に、まっことにありがとうございます!)

PV数やセッション数、ページ/セッション数など、先月比で若干ですが改善され、一見すると非常に好調なデータです。一日当たりのユーザー数も、1万ユーザー前後で安定して推移しています。

しかしながら、いち担当者としては、この結果に恐怖しています……。

サイトの読み込み速度、ユーザーインターフェースなど、改善すべき点は山ほどあります。(改善点をまとめたToDoリストは閉じたくなるぐらいにいっぱい溜まってます)
改善点(直したい箇所)が多い中でたくさん読まれているということは、それだけ「離脱」「失望」しているユーザーも多くいるということ。

数字は日頃の成果・結果ではありますが「すべて」ではありません。

多く読まれている記事の中には「思ってたのと違う」、「欲しい情報がない」、「(読み込みが)遅い」などネガティブな感情を抱くユーザーも少なくありません。結果としてそれは、サイト内の回遊性の低下に繋がり、ひいてはファンの減少を招く可能性があります。

これは日刊webラズダだけでなく、特に数字が見えやすいメディア・チャネルに言えること。ですので、インスタグラムのいいね数、YouTubeの再生回数など、数字を見る際は一喜一憂せず、第三者的な立ち位置から考察するようにしています。

とはいえ、数字が好調であることは間違いないので、4月以降の日刊webラズダの運用としては「コンテンツ力」には自信を持ちつつ、危機感を持って改善点、言うなれば「伸びしろ」をどう使い、伸ばしていくか。その点をより前向きに考えていく必要がありそうです。

スマートニュースからの流入↓、ネット検索からの流入↑

続いて、日刊webラズダに訪れたユーザーがどこからやってきたのかを簡単に振り返ります。

【項目の説明】
●Organic Search(オーガニック検索)…GoogleやYahoo!などのネット検索からきた人の数字
●Direct(ダイレクト)…ブックマーク、メール内リンクなど、日刊webラズダのURLに直接きた人の数字
●Referral(リファラル)…他のメディア・サイトからやってきた人の数字
●Social(ソーシャル)…SNS経由できた人の数字

先月比で見ていくと、特にスマートニュースからの流入が多いリファラルは、昨月比で若干減少しています。日数が短い2月と比べて少ないので、これは顕著な変化です。

一方のオーガニック検索は、2月と比べ+約1万ユーザーでした。3月の好調の要因のひとつに、オーガニック検索からの流入増が考えられそうです。

ちなみに、ネット検索でよく調べられていた日刊webラズダの記事は、延長が決まった「#WeLove山陰キャンペーン」、GoToイート、それに「松江 ラーメン」などのグルメ系でした。

思い返してみると、3月は桜の開花も早く、中盤以降は気候も温暖で安定していました。すると、外食をはじめ、お出かけ機運がますます高まり、結果としてお出かけに前向きな検索キーワードが人気を集めたようです。

ニッチなまとめ記事がランクイン

最後に3月の人気記事を20位までまとめてみました。

イベントや桜といった季節性・ニュース性があるネタが上位かと思いきやそうでもありません。もちろん、人気ではありますが、それよりも初速で多くのPV数を獲得したのは「まとめ記事」です。

ひとつのテーマで複数の店舗・施設をまとめた記事はこれまでも人気でした。そして最近の流れとして、まず間違いないだろうと言い切れそうなのは「より細かいテーマでまとめた記事がよく読まれる」というもの。

例えば3月の記事だと、フルーツサンド、たまごサンド、お団子、そして桜が見られる公園です。
それぞれに共通しているのは「エリア×細分化テーマ」という記事である点。

みんなに人気の「松江市のパン屋まとめ」よりも、「松江市のフルーツサンドまとめ」の方が人気なんです。スイーツよりもお団子、パンよりもフルーツサンドやたまごサンドなど、より細かくテーマを切ってあげた記事がよく読まれています。

要因は様々考えられますが、最近の潮流として「みんな」よりも特定の「あなた」へ向けたコンテンツの方が響くという話があります。

おそらくこの流れは、世の中の多様化が進むほどに加速していきます。「みんなに好かれたい」よりも、「たった一人のターゲットと仲良くなりたい」思いでコンテンツを作る方が、ユーザーの琴線にふれる確率がより高まるのかもしれません。

日刊webラズダのランキングはこちらからどうぞ↓
【2021年3月人気記事ランキング】山陰人が気になったネタまとめ20選!

4月以降はますます予測不能になりそう。現状把握からのスピード感が重要に?

先ほどの上位記事のランキングで、実は1位になったのはまさかの「自販機」記事でした。

正直、まったく意味が分かりません……!

なんでこの記事が人気だったのか、どうしてみなさんの琴線にふれたのか、さっぱりわかりません。けれど、結果として3万PV超え(多分、月間PVの最高記録)したのにはきっと理由があります。
「バカバカしいな~」とか「は?wwww」とか、もっともっとシンプルで感情的なものが理由なのかもしれません。

これまでの傾向から「なんとなくおもしろう」といった記事が初速では人気になる傾向があります。

ここまで分析や考察といって長々とレポートしてきましたが、つまるところ理由を明確にできないものにこそ、ユーザーがメディアに求めるニーズの本質があるのかも?

相変わらず予断を許さない状況が続くものの4月以降、気候も安定し、お出かけシーズンに突入します。

昨年の5月は「我慢」という言葉を毎日のように耳にしていましたが今年はそうでもありません。密を避けてアウトドアに出かける人もいるでしょうし、おうち時間をとことん満喫しようという人もいるでしょう。

外に出るか、家(内)にいるか。それだけでも世の中の思いはバラバラになるうえに、過ごし方も多様化します。つまり、「5月はこれが流行る!人気になるはずだ!」なんて事前に予想・計画しても、外れる可能性が高いかもしれません。

なので現状、日刊webラズダ運営チームの4・5月はぶっちゃけノープランです(笑)。
が、とことん「なんかおもしろそう!」を突き詰めてやろうとは思っています。

「今、何が注目を集めているか」その点に気を付けながらやっていこうかと思います。計画性よりスピード感重視で!

4・5月も相変わらずカオスになりそうです……。

この記事を書いた人

株式会社メリットコミュニケーション企画部石原 一樹(いしやん)
鳥取・島根の地元タウン情報誌「ラズダ」編集部に所属。
業界最大手の旅行情報誌の編集業務がメインだった大阪の編集プロダクション(MAX年間2000ページぐらい請けてたらしい…)に約8年勤務後、島根にUターン、(株)メリットへ。

編プロ時代は、東は静岡、西は山口までを行ったり来たり。“仕事は楽しんだもん勝ち”がモットー。口癖は「準備が万事」。

現在は島根・鳥取のローカル情報を毎日発信するウェブマガジン「日刊webラズダ」の運営を中心に、デジタル施策のお手伝いもしています。

2児の父で希少種のシングルファザーです!凹んだこともあったけど、今は元気です!
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