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「最近ミスが減った」という人の大きな誤解

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ワイルド
冬の朝
「蒸し暑くないぞ!」と喜ぶあなたに
幸運が来る   by ワイルド

新卒で入社した人は半年もすると仕事に徐々に慣れてきて、人によっては余裕も出てきますよね。これは個人差が大きい領域なので一概には言えないのですが。そして、入社後1〜2年が経った後、彼らに声をかけることがあります。「最近ミスが減ってきたね!」と。

この一言を聞いてみなさんならどう受け止めるでしょうか?
同じように、30代のベテランさんが転職した職場で働き始めて数か月たった時なども、同じように声をかけることが多いですが。

慣れない職場では簡単なことですらミスをしてしまうもの

ミスはそんなに悪いこと?

結論を先に言うと、僕は「ミスが出なくなる」という状態を全てポジティブにばかりは捉えない派です。というより、むしろ深刻な方向へ進んでいるのでは、と心配になります。僕自身が何歳になってもケアレスミス病が治らない不完全な人であるという自覚があるから尚更なのかもしれませんが。

例えば、医療現場や建設現場等は、一見するとミスが許されない現場ではありますが、そういう専門家の現場でも完璧なわけではありません。致命傷となる大きなミスはもちろんないのでしょう。でも本人としては小さなミスを自覚しながら試行錯誤のプロセスの中で成果に結びつけているのだと思うのです。誰かにたまたま気づいてもらって大事故にならずに助かった等です。

事務所で働いている僕達はどうでしょう。もちろん、お金を計算する仕事をしている人はミスは少ないに越したことはないのでしょうが。個々のケースで状況は様々だとは思いますが、ミスはそんなにいけないことでしょうか?

ミスは責めるよりも許容と対応

小さなミスにそこまで目くじら立てて、場合によっては「報告書」のような書類まで書くという文化は、欧米・アジア・中東を経験している僕としては、他の国では想像がつかないのです。一方で、そういう国々では、怠惰やサボタージュによるミスは即刻処分がくだされますが。日本のように始末書では許してもらえないわけです。プロの世界の厳しさが当たり前で、従業員と一人前として尊重するからこその期待値の高さゆえの厳しさなのでしょう。

これらの国々では、人と接する場合「この世に誰一人として完璧な人はいない」という大原則が思考の出発点となっている、と僕は理解しています。ミスをした人を責めるのではなく、きっとミスは出るだろうから(誰も完璧ではないし)そのために許容力と対応力を養おうという教育を受けていると思われます。

話は少し脱線しましたが、ミスが減ったと若手社員へ声を掛ける時は決して褒め言葉として使いません。むしろ「大丈夫なの?」というニュアンスで使っています。ミスが少ないのは、やる前からできるとわかっていることだけをやっている証だからです。既に答えが出ていることや先例のあることだけをやっている証だと。

このような業務をしている人は、おそらく脳が活性化するというプロセスを経ることなく仕事に取り組むことでしょう。手足を適切に動かしていれば、居眠りせずに目を開けてさえいれば、できるであろうタスクをしているということです。

これらの業務は僕らのような正社員がやっていていい仕事なのだろうかと少々不安になります。まして、具体的な成果を上げることを期待はしない一方で、成長意欲を他の社員よりも高く持つことを期待されている入社間もない社員の姿勢として十分とは言い難いと思うのです。

働く場としての組織

一方で、上司の姿勢にも同じくらい課題があると思います。ミスを嫌がる上司、いますよね。ミスが出ると「どうして?」「理由は?」と詰め寄りたがる人。心当たりありませんか?そういう姿勢の上司の元で働くと「上司に言われたことをミスなくやる」ことがそのチームにとって優先順位の高い仕事になってしまいます。
その時、このチームのメンバーは頭を使って(考えながら)仕事をしているでしょうか?

別の視点で見ると、頭を使わずにやる前からできるとわかっている仕事をしている人に、高額な給与を払っている企業がなんと多いことでしょうか。こういう企業カルチャーの中で仕事をすることを普段から強いておきながら、ある時になると「なんか良いアイデアない?」「意見を言って!」と部下に考えることを要求してきます。

日頃から考えずに働くことに全力を注いできている従業員の立場からすると、「そんなこと急に言われても..」と当惑するのは無理もないことだと思うのです。長年そのカルチャーの中で従事してきた時間を経て、無意識のうちにその環境に適応してきた結果として「主体的な意見が出てこない」人になったのだと思います。
少々怖いことですよね。

ミスは挑戦の証

ミスが出るのは、やったことないことや知識や技術が足りないこと等に”挑戦”している証と捉えてみてはいかがでしょうか?あるいは、慣れ親しんでいることだとしても、環境が挑戦的であるケースに取り組んでいるという証です。例えば、今までにない量に挑戦したり、一人少ない体制でやってみたりする等のケースです。

ここまでの話をザックリ乱暴にまとめると、ミスが多い人は挑戦し続けている証。ミスが少ないのは考えずに慣れている作業だけをしている証、ということになるわけです。

僕は50代のオジサンですが、自慢ではありませんが毎日ミスだらけです(笑)。非効率なことの連続だし、ふりだしに戻ることも珍しくありません。イライラは募りますよ。その結果として、自分では仕事が速いという自覚をもったことがありません。周りの評価がどうなのかは知りませんが。
あきれられるし、揶揄されるし。そういう視線には自然と敏感になりますが、その視線を「よし、まだまだ挑戦できているぞ!」と確認できる都合の良い指標として自分では捉えています。

このようにミスをしなくなる人は、その状態が長く続いてしまうと無意識のうちに新しいことに挑戦しにくくなると思っています。それなのに「最近ミスが減ったよね!」と言うと褒められたと捉える人が多いわけですが。この状況は色々な示唆を僕らに与えてくれています。

学校を卒業した後の社会では、正解があるコトなどほとんどありません。合っているかミスっているかを確認することができないことがほとんどです。それにも関わらずミスをしたくない!と感じてしまうこの状況は、結構根が深い課題を示唆していると思うのです。
それでは僕達にできることはなんでしょうか?

答えは風の中ですね。
次の機会に、文章にまとめてみようと思います。

そのコツの詳細は僕のプロフをチェック!オット失礼(ウソです)

この記事を書いた人

中島 伸喜
ポスティングと日刊Webラズダのゼロイチ担当です。
マーケティング好きで1994年からやっています。 
中東で外交3年、東京で商社5年。17年前に島根へIターン。20代で2カ国で起業、メジャーリーグへ挑戦。錆びついた英語と片言のヘブライ語。
新卒で佐川急便のセールスドライバー。  
なぜか、武器商人、諜報エージェントと誤解されます。
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