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【指輪物語】祖父から親父、そして自分に

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約7分
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こんにちは。
昨年より業務推進部という部署に替わりました!
引き続き『山陰を元気に!』できるよう邁進します!

今回のテーマは『指輪』について。
皆さんは親など家族から譲られたモノって何かありますか?
アメリカの映画などでは「お祖母ちゃんが身に着けていた指輪」などを婚約者に渡してプロポーズするなんてシチュエーションよく見ますよね?

印象に残っているのはトムハンクス主演「キャスト・アウェイ」という映画に出てくる『懐中時計』です。
恋人からクリスマスプレゼントとして渡されます。ケリー(ヘレン・ハント)の家に伝わっているものです。
まだ見た事ないって方もいるかもしれないので詳細は控えます!是非ご覧ください!!

話を戻します。
で、その指輪なんですが、簡単に由来を。

指輪の由来

初代の(たぶん…)持ち主は母方の祖父。
自分が子どもの頃、うっすらと記憶がある位ですが、着けていたと思います。
ただ、自分が感じていた祖父は生真面目で堅物で怖い人だったので、
大きな指輪を着けているのは子どもながらになんだか不自然な気がしてました。
母が言うには「あんたが小さい頃には着けてたと思う」と言っているので
少なくとも40年以上前には着けていたと思います。
実際には祖父が購入したものか、誰かからの贈り物かなどわかりません。
母も「いつの頃からか着けてた」との事です。

そして、次の持ち主は父親です。
母方の祖父なので次の行き先は娘婿になるわけです。
どんな経緯があって親父に譲られたのかはわかりません。(母も知らないとの事)
どちらかというと親父は祖父からそこまで好かれていなかった気がしてます。
(確信があるわけでは無いですが!)
そして、親父がこの指輪を持っているという事も知りませんでした。
母が言うには「たまに着けてた」くらいだと。

で、今の持ち主は自分です。
というのも一昨年、親父が亡くなり、遺品を整理していたら出てきたんです。
大切に仕舞われていたという感じでは無かったですが、割と見つけにくい所から出てきました。
そして、母からは「あんたが持ってなさい」と。
では、自分はどうしようか…。
大事なものではあるので、仕舞っておこうとも思いましたが…。
とりあえず「普通に着けちゃおう!」って事で!

というのも、数年前から痩せた関係で結婚指輪がユルユルだったんです。
amazonで1500円位で購入したタングステンの指輪をしていましたが、
「そんなのよりこっちで良いんじゃね?」位の気持ちです。
タイトルに『指輪物語』と書き、この流れにも本来は物語があるのでしょうが、
不確かな事が多く、嘘くさい美談にしか出来ない気がします。
そんなこんなで本当に書きたい『物語』はここからなんです!

真の『指輪物語』

上に書いた通り、祖父から親父からの形見ではあるわけです。
そこを“大切なこと”と考えます!

いざ、指輪を見てみると、さすが年季が入ったものだけあって気になる点もあるわけです。
とりあえず実物はこちら

気になる①素材・石は何?

本来は銀色だったかもしれませんが、所々金色?黄色?になっており、錆びてるんだか、剥げているんだか、
わかりませんが、ネットで調べてみると金属にはそれぞれ特徴があって、メンテナンスも違うんだとか。
あと、黒い石が何か?ですよね。

気になる②値打ちあるんでないの?

少なくとも40年以上前のものではあるわけですから、それなりに値打ちがあるんじゃないかとスケベ心に火が付きます。
“高いなら売ります!”みたいなTVの査定番組でよく聞く事も少なからず思いますが、母から「あんたが持ってなさい」と言われてしまうと…。

気になる③もう少しキレイにならない?

そして、どうせ身に着けるならキレイな方が良いと思うのはお許しください!
キレイにするのはきっと喜んでもらえるはずです!

自分なりに諸々解決しようとしたんです。
とりあえず、ネットで調べ、でも、断定できず…。
とりあえず金属磨きクロスで拭いてみましたが、一向に改善せず…。
ヤフオクで似たような指輪が出ていましたが、売値は500円~110,000円まで…。
お手上げです!
なので、貴金属のお店に持ち込んでみようと思ったわけです!
最初は某ショッピングセンター内にあるお店A

自分
「すいません。この指輪見てもらって良いですか?」

お店A
「はいはい。あ、これはダメですね。できません。」

自分
「???」
「そうですか…」

キレイにして。とも、何も言ってませんが、店のおじさんは詳しく見ることもせず…。
虫の居所でも悪かったのか?
いわゆる門前払い…。
カウンターにお客さんがおられ、対応は他の方が対応されていたので、
それを見守って?いらっしゃるおじさんに声かけたんですがね…。

ただ、ここで1つ疑問が解決されました。
『値打ちはない』という事です。
でも、ここで引き下がれないわけです。
そこで、もう1か所聞いてみてダメならあきらめようと思い、お店Bに飛び込みました。

自分
「すいません。この指輪見てもらっても良いですか?」

お店B
「はい。良いですよ。」
やさしそうなご婦人が対応してくださいました。

自分

「父の形見でして、キレイになりませんか?」

お店B

「そうですかぁ。これはちょっと…、少々お待ちくださいますか?」
奥へ入り確認されてます。

この間、やっぱり駄目かなぁって思ってました。

お店B
「出来るかどうかわかりませんが、一度お預かりしても良いですか?」

自分

「もちろん良いです。ちなみに素材は何か分かりますか?」

お店B

「これは古いもので、真鍮ですね。真鍮にメッキがされていて、メッキが剥がれてきてます」
「指輪自体も変形や“欠け”みたいのもあるのでキレイに出来るか分かりません…」
「メッキしてくれる業者にお願いすることになるかもしれませんが…ひょっとしたら出来ないと言われるかも」

「それでも良いですか?」

自分

「頼んでみてもらえるんですか?」

お店B

「形見とも言われましたし、大切にされると思いますので」

自分

「是非お願いします!」

※会話内容は多少ニュアンスが違う所があるかもしれません。

書きたい物語はこれなんです。
ただお店に持ち込んで受けてもらえたってだけなんですが…
特に多くを語らなくても汲んでもらえた。って所なんです。
もちろんお店側としては当たり前の対応をされているんだと思います。
ですが、自分はうれしかったんです。
後日、キレイになった指輪を母に見せ、母もとても喜んでいましたし、
普段身に着けている自分も凄く満足しています。

でも、こういうシチュエーションって意外と多くある気がするんです。
それを『当たり前に、当たり前のように対応する』って所に自分は感動しました。
『指輪』自体に価値がないんでしょう、他のお客さんの対応で忙しい?んでしょう、
持って来た客(自分)がお金を持ってなさそうなんでしょう…、
お店Aからしてみれば自分はその程度なのでしょう。
もっときちんと対応してもらえるよう精進します!!

さて、ここでご紹介したいのがお店Bさんです。
本当にありがとうございました!!
お店Bは松江市殿町にある長谷川時計店です。
勝手に書いて申し訳ございません!

鑑定?結果発表!

『物語』なんて書いてごめんなさい!
大したことではなかったですね…。
でも、真心こもった素敵なお店が松江市にあると思ってます!
最後に気になる点の発表です!

気になる①素材・石は何?

素材は真鍮です。
石に関しては聞けてないんですが…ブラックカルセドニーだと思います。
一般的にはオニキスと呼ぶものらしいですが、本来のオニキスは縞模様が入っているのだとか。

気になる②値打ちあるんでないの?

値打ちはないようです。
真鍮でオニキスの指輪をネットショップで見てみたら、5000円位?
調べてみて若干がっかりではありますが…そういう事ではない!

気になる③もう少しきれいにならない?

とりあえずビフォー/アフターをご覧下さい!

どうです?
メッキ加工をしてもらってキレイになりました!

BFORE
AFTER

いつになるか分かりませんが…『娘婿』に渡せる日まで大事にします!

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